ひとしきり飛行機を堪能すると、林さんはソーセージをごそごそ取り出した。
「こ、こ、これ焼いていいすか?」
ソーセージがみるみる焼けていく。いい色だ。隣にアジとサンマも置いてみる。 魚やソーセージの油が落ちて、じゅう、じゅうといい音と匂いがする。
「うわあ、夢のようだ。直火ソーセージ、なんていい色……」 林さんはソーセージをつまみ、かじりついた。飛び散る肉汁。「……うまあああああい」。
ほどなく、サンマも焼けた。
普段、フライパンで魚を焼いている私にとって、そのサンマは凶悪なまでの仕上がりだった。
「おお………この油がのってて………実に………はぐはぐ」 「美味しいね……はぐはぐ」 「もう、これだけで十分ですね」 「そうだね、もうビール鍋なくってもいいかも……」