ターザンロープで時空を越える男
ところで今回撮影場所としてアスレチック広場を選んでいる。 色々な遊具があるから様々な方法で高速になれるのだ。
このただ普通にターザンロープに乗ってるだけの状態ではなんの見るべき所もない写真である。 小さな子供が元気いっぱいに遊んでたらいいかもしれないが、 先日二十六を迎えたいい大人がやってても悲しい。
退屈な写真が一気に忍者みたいだ。事情を知らない外国人が見たら、 クールジャパンとして紹介してくれるかもしれない。
さらに流し撮りすると別の疾走感が醸し出される。
もう速いとか速くないとかのレベルを超えて、 時間まで超越してしまいそう。 単なるターザンロープがタイムマシンになった瞬間だ。
もしこの進行方向に人がいたら、50mぐらい吹っ飛ぶ蹴りが入ってしまうのではないか。
スピードを得ることで強さも得る、そんなつもりなかったのにうっかり剛の者になってしまっていた。