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フェティッシュの火曜日
 
牛丼がうまい「ゴールデンタイム」はいつか?

A.M.2:30/吉野家 2杯目

さて、時は流れて深夜2時。客も少なさに比例して、店員さんのやる気のなさもピークに違いない時間帯。


駅のシャッターも閉まる深夜

シャッター通りと化した商店街の中で

まぶしいオレンジの光

深夜2時の店内は、酔いつぶれたおっちゃんがカウンターに突っ伏して寝ていたりして、まさに絵に描いたような深夜2時の雰囲気。カウンターの汚れをふくのも若干おざなりになっているなど、漂う駄目さ加減が駄目な牛丼への期待感をあおる。

おじさんがカウンターで寝ていたり

拭き残しがあったりする深夜2時すぎ

そして牛丼ドーン! ん、色が違うような…?

僕は「どうせ駄目なんだろう」と文字通り色眼鏡で見ているからかもしれないが、なんかさっきと色からして違う気がする。薄い感じがするのだ。

で、じっさい食べてみると…やはり、つゆが先ほどに比べて染みていない。それは玉ねぎの色を見れば明らかだ。


アメ色じゃない

トロトロでアメ色だった玉ねぎが白っぽい。食べてみると、しっかりシャキシャキしている。トロトロとシャキシャキは、食感を表す擬音としてはどちらも魅力的だ。でも別ものだ。

もちろんこれも充分うまいのだが、先ごろのしっかり煮込まれた牛丼の味の記憶からは遠い。やはり牛丼のゴールデンタイムは存在した!


なんだかんだいいつつ完食

そんな、非ゴールデンタイムの厨房では50歳くらいとおぼしきおじさんが黙々と牛丼を仕込んでいた。明日分の牛丼だろうか。真の牛丼エースはこの人なのかもしれない。

通称:煮込みの次郎さん(想像)

A.M.2:45/なか卯 2杯目

しかしこんなド深夜に牛丼を2杯も食うなんて普段なら考えられない暴挙だ。ただでさえウエイトオーバーなのにまた太ってしまう。来週から会社に新人が入ってくるのに、ぼくはのんきに太ってていいんだろうか。


さすがにぽっこりしてきた

そんなやるせなさを胸に抱きつつ、なか卯へ。

吉野家に比べ、なか卯は牛丼以外のメニューもかなり豊富だ。正直、そろそろ牛丼以外のものを食べたい(うどんとか)。でもそれだとただの暴飲暴食になってしまうので、リサーチとしての牛丼(4杯目)をオーダー。

メニューが豊富

でもいざ食べてみるとうまいんだから不思議

しかしだれが太ろうが、そんなことは無関係に牛丼はうまい。7時に食べた牛丼とほとんど変わらない味だ。肉の固さもつゆの染み具合も吉野家のような顕著な違いは見られない。

うん、さっきといっしょだ

なか卯は終日ゴールデンタイムなのかと思ったが、そもそも7時の時もそんなに客が入ってなかった。ここは奥まっていて、立地条件があまりよくないのだ。

どの時間も客の入りがそれほど変わらないなら、あえて仕込みの量を変える必要はない。この店にはゴールデンタイムは存在しないのかもしれない。


季節で具が変わるみそ汁もうれしい

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