おれARの作りかた
大きなARマーカーは大きな布に黒いカッティングシートを貼った。
カッティングシートはうらがノリになっているので使いやすい。器用さを求められるのは切ることだけである。塗りものり付けもない。
ARマーカーの柄はそれっぽく見えればいいので適当である。「それっぽく見える」は僕の人生のテーマである気がする。
そしてiPhone越しに見るとARっぽくみえる。
布ののほかにおれARに必要なものは写真を撮ってくれる仲間である。あと、「見えるでしょ!」と言い張る強い気持ち。
iPhoneが胆なのでは
だがここで不安なのは、ARマーカーの有無にかかわらず、iPhone越しだとARっぽく見えるのではないかという点である。
iPhoneなしでもおれARを実現させたい。 とりあえず、iPhoneの枠を作ってしまえばいいのではないか。
本稿はここから巨大iPhoneを作る行程に入る。どんどんARから離れていくことを心配される貴兄貴女もいるかもしれない。大丈夫、僕も心配でたまらんですわ。