ショールーム内をウロウロ歩いていてまずビックリしたのが、トイレのフタがガッパガッパと自動的に開いたり閉じたりすること。トイレに近づくと開き、用を終えて遠ざかると閉まるフタ……ハイテク・トイレの世界では自動フタ開け機能はもはや常識なのだ。
しかし、前々から思ってたんだけどトイレの一番上のフタって必要なのかな? いちいち開けたり閉めたり面倒くさいだけな気がするんだけど……。その辺のことを広報さんに聞いたところ。
「フタを小まめに閉めておくことで保温便座の保温効果を高め、省エネになるんですよ」
なるほど……でもそれなら、保温便座がなかった頃のトイレにはいらなかったんじゃないの!?
「西洋はトイレやお風呂、洗面所が一つの空間になっているため、昔は女性の身づくろいスペースとしても使われていました。その時、フタを閉めて椅子代わりにしてお化粧などをしていたようです。日本ではそういう習慣はなかったのですが、洋式便器が日本に入ってくる時に名残としてそのまま残ったんでしょうね」
うーん、フタひとつにも歴史アリ! |