■トイレのデザインも色々だ
さて、さらなる最新トイレを求め、つづいてはTOTOと双璧をなすトイレメーカーの雄・INAXの銀座ショールームへ。
様々なトイレが展示されたショールームの中でも真っ先に目に付いたのがこの黒いトイレ!
しかし、フタを開けると便器の中は白かった。
中まで真っ黒! ……というのを期待していただけに、ちょっと残念な気もしたけど、尿の色などで健康状態を調べたりすることもあるため、中はどうしても薄い色にしておく必要があるんだとか。なるほどー。
INAXは今、このように新しいデザインのトイレを色々と提案していて、こんなポップなトイレまである。
はー、これはもはやトイレというよりは……新種の鳥みたい。カワイイなぁ〜! こんなトイレだったら、絶対に汚さないようにすっごい気をつけて使うのになぁ。
さらには、こんなトイレまで……
ウワーッ! 便器の中が光ってる!
……と思ったのだけれど、これはデザイン的な意味というよりは、夜中にトイレに行ったときなどに使用しやすいように付けられているライトなんだそうな。夜中、寝ぼけている上に薄暗い中で「小」とかしてると、思いっきり的を外してまき散らしちゃったりすることがあるので、これは便利かも。
■紙がない時もハイテクで解決!?
さて、こちらでもリモコンをチェックしていこう。どんな機能が付いているのかな?
やっぱり沢山ボタンが付いているぞ、こういうの見ているとなんかワクワクしてくるよね!
そして、今回セレクトしたボタンは……
「よびだし」!
これを押すと、
……と、ぶったまげるほどの大音量でブザーが鳴り響く。
そもそもは、トイレの中で具合が悪くなってしまったお年寄りなどが家族を呼ぶために使うことを想定して付けられた機能らしいのだが、実際に一番よく使われているのは、
……というケースなんだそうだ。
確かにそういう時にブザーがあったらすごい便利だよね。……家族はビックリしちゃうかもしれないけど。
■電動ギミックはグッとくるよね
そして、地味ながら気に入ったボタンが「本体そうじ」ボタン。
これを押すと……
これまた分かりづらい写真で申し訳ないんですが、要は電動でグオオオーンと便座がせり上がっているのだ。
これのおかげで便座と便器のスキマ部分をそうじしやすくなるという……。まあ、そうじはともかくとして、この便座がせり上がるギミックが未来っぽくてたまらなくカッコイイ!
楽しくって、思わず何回も何回も上げ下げさせてたら、ショールームの人にちょっとイヤな顔をされてしまったぞ。
■もちろんオーディオ機能も完備!
最近の流行ということで、もちろんINAXのトイレにもオーディオ機能は搭載されている。
注目のポイントは、自分で好きな曲を入れられるのはもちろんプリセットで“このトイレをイメージした”オリジナル曲が収録されているということ。
この曲はジャズピアニストの木住野佳子さんが演奏している演奏しているのだが、なんとレコーディングの際には、スタジオにトイレの実物を持ち込んでイメージをふくらませてもらったんだとか。
…………・
メタル・ギタリストのスティーブ・ヴァイがレコーディングスタジオに小型のピラミッドを持ち込んだとかいう話は聞いたことあるけど、スタジオ内にトイレを持ち込んだっていうのは前代未聞なんじゃなかろうか!
この曲の他にも、小鳥のさえずりや小川のせせらぎなど様々な音がプリセットで入っているのだが、リアルな音で小鳥のさえずりとかを聞きながら用を足していると、野外で用を足しているような開放感あふれる気分に……。
手洗器だって選び放題だ
もちろんINAXでも最後の質問はコレ。
駅などの公共施設への出荷は若干あるものの、一般家庭用にはもうほとんど出荷していないとのこと。
ちなみに「和式便器用のおしり洗浄機も開発しようか」という話が出たことがあったらしいのだが、結局実現することはなかったとのこと。