焼津市でおこなわれた「小川港さば祭り」というイベントを取材した際、「焼津割」という焼酎の飲み方が書かれた小冊子が配られていた。
読んでみると、「焼津割とは、カツオ節の出汁を焼酎で割ったものです」と書かれていた。そんな飲み方、初めて聞いた。
カツオ出汁に焼酎なんて生臭いんじゃないのかなと思うのだが、飲まず嫌いはよくないということで、日を改めてまた焼津にいってきた。
(玉置 豊)
お薦めの店を、焼津青年会議所と観光案内所で聞いてみた
焼津割の小冊子には、焼津割が飲めるお店が20軒以上も載っていて、どこにいったらいいのかちょっと迷ってしまう。
パンフから店を選んで失敗するのは得意なので、出発前にこの小冊子を発行している焼津青年会議所に問い合わせて、焼津割に力を入れているお薦めのお店を2件教えていただいた。
そして到着した焼津駅。実際のところ、この焼津割という飲み方がこの地でどれほど認知されているのかを探るべく、駅前にあった観光案内所でお話を伺ってみた。
ああ、青年会議所がやっているアレね。
焼酎にカツオ出汁だけっていうのが本来の焼津割なんだろうけれど、それだけだとほら、あんまりおいしくないから。
観光案内所で話を聞く限り、焼津割っていうのは万人に受けるような味のものではないらしい。なんていったって焼酎にカツオ出汁だ。想像しただけでやっぱり生臭い。
昨今ではご当地グルメというのが流行っているが、ご当地ですら認知されていないのが焼津割。
この取材、大丈夫だろうか。