記事の再現・シナリオ付き
収録は「魚を焼いて食べて骨を磨く」記事の再現。この一連の流れの中に、インタビュアーの質問に答えていくというシナリオがあった。
撮影場所は友人神田ぱんさんに自宅提供を頼んだ。神田ぱんさんは当日午後から取材旅行に行く予定だがそこを強行。「掃除するから前日から泊まったらいかが」の提案も、お抱えのヘアスタイリスト(父)がいますので、と丁重に断った。
収録開始は午前9:30。神田ぱんさんはおそらく、自宅の掃除よりも私の遅刻を危惧していたのだと思う。
すでに炭の準備
当日は懸念していたとおり、寝坊してしまった。女優並みにと用意していたヘアセットもメイクも中途半端なうえ、猛ダッシュで大汗をかき、すべてが台無しに。
現場へ到着した時はすでにNHKのディレクター大野さんが炭をおこしていた。日本家屋の神田邸に似合うだろうと、七輪を用意してくれていたのだ。
魚を焼く
神田ぱんもスタッフ用のお茶を用意したり、サンマをグリルで焼いたり、スタッフの一員のようにせっせと仕事をこなしていた。
挨拶もそこそこに、私はなにをしていいのかわからない。座ってうちわで七輪を扇げばいいとおっしゃる。
「かかとつけて屈伸して立てますか?立てたら若いらしいです。ガッテンでやってたヨ」などと、今思えばジャマばかりしていた。とっても気さくな
スタッフの方々だったのだ。 |