『アボガド』ってうまいですよね。
マヨネーズ的なものを混ぜてサラダにしたり、あとそれから『アボカド』、いや、『アボガド』はサンドウィッチにしてもうまいですよね。そんな『アボガド』…『アボカド』か。えー、『アボカドおよびアボガド』…いや、『アボなんとかド』が僕は好きなのだが、皆さんは
「アボガド」 と呼びますか?
「アボカド」 と呼びますか?
ちょっと『アボ○ド』の表記について、どちらが多数派なのか、売り場で調べてきました。
※本文中、どちらかの語を具体的に指す以外の場合は『アボ○ド』で統一してみました。
(text by 梅田カズヒコ)
まずはちょっと勉強してみようか
アボ○ドは英語では avocado と書く。これに従えば、正しい表記は『アボカド』となる。実際、広辞苑でも、アボカドと書かれている。
また、カロリー計算の基本となる文部科学省の食品成分表にも、やはりアボカドと記されていた。
大手検索サイトの検索結果を参考にすると
アボカド 1,710,000 件 アボガド 1,040,000 件 (2007年8月某日現在)
と、ここでもややアボカドの表記のほうが多い。しかし、この検索結果を見ると『アボガド』を単純に誤記としてしまうには惜しい。『アボガド』支持者もけっこう多いようである。判官びいきの僕としては、『アボガド』を支持したいところだ。広辞苑だって、どこぞの偉い誰かが決めただけだろう。言葉を作るのは辞書じゃなくて大衆だ、国民だ。そこでどちらが正しいかは民意に委ねようと思う、
第一回山手線一周、「アボカド」か「アボガド」か、どっちが正しいのか八百屋さんに確認しに行こうツアー
<ルール> 1.東京・山手線の主要駅で降りる。 2.駅近辺の3軒の八百屋・果物屋等を見学。 3.3軒で多く書かれているほうの表記を、その駅のスタンダードとする。 4.最終的に多くの駅で、支持されたスタンダードが、正解の表記とする。
ようは八百屋さんにアボカドなのかアボガドなのかはっきり決めてもらおう、ってことです。
まずは渋谷駅近辺から
地元民にはお馴染みと思われる老舗の八百屋、そして高級なフルーツ店にも行ってみることにした。好対照な2軒の結果は…
ミラクルだ
右の商品名表示にはアボカドとはっきり記されている。しかし、左の赤い枠を見て欲しい。見にくいかもしれないが、『アボガドについて』と書かれている。わずか5cm足らずで2つの表記を並列させた珍しい例だ。どうだろう、これは両方に1票づつ入れたいところだ。
渋谷は人を選ばない
渋谷はさまざまな人々が集まる場所である。さまざまな人種が集まるだけに表記もさまざま、ということだろうか。駅ごとに決着が着きやすいように3軒の八百屋を回る予定だったのか、1駅目から早くも掟破りの両方表記で勝負は引き分けとなった。次の駅では、優劣を決定したい
途中経過
現在引き分け!
新宿へ
八百屋が3軒見つかるかどうか怪しい原宿駅、代々木駅を飛ばして、日本一のターミナル、新宿駅へやってきた。
まずは、地元の老舗八百屋と、百貨店の野菜売り場を一軒ずつ回ってみた
今回もアボカド・アボガドともに1票づつだ。渋谷と同じく、昔ながらの八百屋=アボガド、高級店=アボカドという表記の傾向があるのかもしれない。
今回も最後の一軒に注目が集まる。新宿決戦を制するのはアボカドか? アボガドか?
結果は次ページで!