さあ、もうここまでくればあなたもはがきづくり上級者。もっと自由な材料に取り組んでみましょう。やってしまった感あふれる０点のテスト、出せなかったラブレター。紙の類であればなんでも結構です。つらい思い出をはがきにかえてさよならです。
　ここでは、手元にあったエッチな本を材料にして作ってみましょう。
　いくらなんでもエッチな本全部が材料として必要となるわけではありません。お気に入りのページでないとつくるときに気持ちが入っていきませんが、本当にお気に入りのページを使ってしまうとあとから見られなくなってしまうのが問題です。自分の中で折り合いをつけて、材料とするページを決めましょう。

　つくり方の手順は、基本的にこれまでのものと同じです。写真はちぎって水につける作業ですが、ここでは小さめにちぎっておくことをおすすめします。そうでないと、後ではがきを出した先の人にエッチな本でつくったはがきだということがばれてしまいます。

　紙漉き、水切りの作業もこれまでと同様です。洋紙の場合、トイレットペーパーなどと違って水が浸透するのに時間がかかりますので、水つけの時間を長めにとった方がよいでしょう。あせりは禁物です。

　乾燥させて完成です。ご覧の通り、よく見るとどうにもあやしいはがきであるということはまぬがれないので、ラブレターなどに使うのはやめておいた方がよいでしょう。懸賞に応募するなど、目立つためにはよいかもしれません。