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フェティッシュの火曜日
 
伊勢崎は『ヤキマンの町』らしい

まんじゅう屋、その名も・・・

Kさんのよく行くというお店に寄ってみることにした。その名も・・・


大甘堂(だいかんどう)さん。

実に堂々としているネーミング、大甘堂。しかしノレンには堂々と「焼きまんじゅう」とだけ書いてある。


入店。忙しく焼き上げ中、快く撮影に応じていただく。
まんじゅう串より大きな刷毛。

堂々としているのはメニューもだ。お店で出しているものは以下、4種のみ。メニューの少ない店って、すごく惹かれます。


す饅頭は、焼く前の状態のもの。
お茶をいただきつつ待つ。

以後まわるお店も、だいたいメニューはこんな感じ。そして多くの場合、お店の中で食べていける。そしてだいたいが、お茶はセルフサービスだ。

今後の腹の調子を考え(何せ焼きまんじゅうだけを食べ続けるので)、まず普通の何も入ってない焼きまんじゅうと、あん入りを1串ずつだけ頼んでみた。


こんな感じです。

ここで地元民らしい、細かいことを申したい。自分の地元桐生で食べていた焼まんじゅうの串は、確か細くて断面が丸い串だったと思う。なので、串のまま食べようとすると、くるくるまわっちゃってた、ような気がする。

こちらでは平たいしっかりとした串。そして、和菓子に使う竹フォークを巨大にした、ようなものがついてくる。これで切り離して食べることもできるのだ。

焼きたては香ばしく、「ああ、私は今、小麦粉のまんじゅうを味噌ダレで付け焼きしたものを食べてるんだなあ」という思いがふつふつと沸いてくる。

・・・ってそのまんまじゃないか?と思われるかもしれないが、そういう無我のうまさもあると思う。あるのだ。


隣に地元の子が座り、店内は満席となった。「よく来るの?」と聞いたら、このお店のお孫さんでした。照れる一同。
平日の午後、ひっきりなしにお客様。

あん入りというのは桐生では食べたことがなかった。「あん〜?味噌ダレにぃ〜?」と初めはキワモノかのように躊躇したのだが(失礼!)、これが意外と、意外と合うんだな、味噌の焦げに。あっ!あん入り断面図はここでは写真撮り忘れた!よって次の店で!


大甘堂
伊勢崎市曲輪町36-5
0270-25-1529  月曜休

 

2件目行きます!

「もう一軒、職場の子が言ってたお店があってねぇー」と、連れてってもらったのが「堀田饅頭店」さん。ここも、「饅頭屋」と書いてあれば県外の人なら「普通の饅頭屋か」と思うところだが、でかい看板のとおり、「焼きまんじゅう」のみで勝負の店である。


ああ堂々。
このお店も余裕の駐車スペースあり。
落ち着くお店です。 遠方からもわざわざお客さんが来てました。
焼かれるのを待つ素まんじゅう。

同行の I 氏はすでに 「焼きまんじゅう、けっこうはまりそうだ・・・」 と、ほぼ絶賛状態。恐る恐る連れて行ったわけだが、そうか、受け入れてもらえたか。中でもアンコ入りが気に入ったようで、全員一致であん入りを1串頼んだ。


このテカリ具合。美少女キャラのお目々のようだ。

外はカリッと、中は下の写真のとおり、ほんとにアンコ詰まってます!味噌ダレにアンコ!でもこれがけっこういいんだいねー!(精一杯の群馬弁)


このあとのお茶がうまい。

お茶といえば、焼きまんじゅうには玄米茶より緑茶があう、と思う。それも濃いのが。それだけ味にいろいろインパクトがある、ということでもあるわけだな。


堀田饅頭店
伊勢崎市昭和町3805
0270-25-3482 木曜休


 

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