■高速道路って素敵 橋がなくても、高速道路って素敵だと思う。毎日通勤や仕事で高速道路使っている人にはうんざりする光景なのかもしれないが、ぼくにとってはわくわくする光景がたくさんある。

「ザ・土木」とでも言うような風景。日常のスケールとはかけ離れた風景にぐっとくる。

あたりまえだが自動車は街中にいるときも高速道路を走っているときもまったく同じ大きさだ。しかし、高速度で走るとなるとそれだけでそのための空間のスケールは2段階ぐらい大きくなる。それが面白いと思う。言ってることがわけ分からないですかね。 地図や航空写真で見ても高速道路の蛇行具合などは一般道路とはディテールが違うのが分かる。飛行場や工場なども日常のスケールとは大きく異なるが、あれらはそもそも乗り物や装置の大きさが違う。スピードが違うというだけでと空間の大きさが激変する不思議さ。それが如実に現れているのが高速道路なのだ。

照明のなまめかしい曲線にもぐっとくる。くるよね？

そしてトンネル。低圧ナトリウムランプのオレンジ色がわくわく感を盛り上げる。

■素敵な橋たち さて、ここまでついてきていただいた皆さんに、これは、と思うものを紹介していこう。

古びた感じが心地よい、なかなかの高速道路横断橋。

虚飾を廃したそっけない造形が光る。

これも素敵な物件。おしむらくは横断幕か。橋の美しさを損なうのでこういうのはやめて欲しい。

このときになってようやく「ブレないで撮りたいんだったら、橋の上から隣の橋撮ればいいんじゃないか」ということに気がついた。もっと早く気づけ。

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