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ロマンの木曜日
 
新しいヘアスタイルのご提案
これはbefore

今回、新しいヘアスタイルを考案するにあたり、江戸時代の男子の定番スタイル「ちょんまげ」に注目してみた。改めて見てみると、あのヘアスタイルは相当斬新だ。江戸時代にはああいうヘアスタイルの人たちが町中に溢れていた訳で、それはとてもパンクな風景であったと想像する。

そんな「ちょんまげ」ヘアを現代風にアレンジして、新しい髪型として提案させていただきます。もしかしたら今年の春夏あたり、ちょんまげブームが到来するかもしれません。ひと味違うお洒落を楽しみたい皆様は要チェックでござる。

(text by 住正徳

カツラを調達する

「ちょんまげ」とは、額から頭頂部にかけて髪を剃り上げ、残った髪を後頭部で小さく結い、それを前面に向けた髪型の事をいう。この「ちょんまげ」ヘアを実現するには、ある程度の長髪でないと難しい。僕は短髪なので自分の毛で「ちょんまげ」を再現するのは不可能だ。

という訳で「ちょんまげ」ヘアの土台となる様なカツラを調達する事にした。

ご協力いただいたのは、東京都狛江市に本社を構える株式会社山田かつらさん。映画やテレビで使用されるかつら製作を中心に、一般ブライダルのヘアメイクも請け負うカツラ業界の老舗である。


今回ご担当下さった山田かつらの佐野さん

山田かつらさんの代表的なお仕事として、映画では市川染五郎さん主演の「蝉しぐれ」や、北野武さん監督の「座頭市」など。テレビではフジテレビのバラエティ番組はほとんど請け負っていて、「ひょうきん族」「バカ殿」「ものまねバトル」など、多くの人気番組でカツラを担当しているのだ。


映画「蝉しぐれ」で市川染五郎さんが被っていたカツラ 裏面にネーム入り
バカ殿様用カツラをキープしている段ボール バカ殿様用カツラ

自分サイズのカツラをオーダーメイド

「ちょんまげ」のアレンジを試せる様なカツラを貸していただけないか、担当の佐野さんに相談したがちょうどいい型のカツラが見当たらず、わざわざ僕の頭サイズで新しいカツラを作ってくれる事になった。頭まわりのサイズ、左耳上から右耳上までのサイズ、額の生え際から襟足までのサイズなど細かく測定した。2日後には出来上がるという。


沢山のカツラに囲まれて作業する女性 機械での植え付けもあるが、主に手作業で植えていく

2日後、出来上がりの知らせを受け、再び山田かつらさんにお邪魔した。
作業場の奥から、僕サイズの「ちょんまげ」アレンジ用カツラが出て来た。


どーん!ちょんまげアレンジ用カツラ。(住サイズ)

最近の時代劇では側頭部の髪をもう少し上まで残すのが主流らしいが、今回のアレンジ用カツラは随分下まで地肌が出ている。

「黒沢組とか、リアルを追求する時代劇はこういうタイプが多いです」

と佐野さん。

確かに、黒沢映画にはこういう感じの野武士みたいな人たちがいっぱい出て来る。
現代風にアレンジして、格好いい「ちょんまげ」を提案したいのだが、野武士タイプをベースとしても大丈夫なのか? 少し不安は残るが、ここからはプロのヘアメイクさんと一緒にアレンジヘアを作成していく。



 

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