シャワー（ガス）を浴びました。

シャワーの蛇口をひねるとガス給湯器から温かいお湯がでてきた。温かいお湯が普通に出てくることがこんなにありがたいと思ったことはない。

ガスっていいな。僕の部屋がオール電化じゃなくて本当によかった。

しかし一難去ってまた一難。今度は濡れた髪を乾かすドライヤーが使えないことに気づいた。

困った。

そこで……。

近所の路地を走ることにした。

友人がドライヤーが壊れて新しいものが買えずにいたころ、風呂上がりに外を走って髪を乾かしていたという話しをしていた。それを思い出し僕も走ってみた。

今何時だろう？　早く会社に行かなくては！

という焦りの気持ちがあるからかなり本気で走れた。
で、髪のほうはというと……

結果

乾いてる！　５分ほど走っただけで髪の毛は完璧に乾いていた。走ったおかげで風を受け乾いたのか、冬の日差しが乾かしたのかは分からないが、ひとつだけ言えることはドライヤー、いや、電気なんてなくても髪はちゃんと乾くということだ。

このとき書いたメモには

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今日、はじめて電気に勝った気がした。僕は電気がなくったってやっていけるぞ！
電気と僕の無謀な戦い、今のところ負け越してはいるが、汗と砂まじりの一勝を僕は勝ち得たのだ。
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という一文があった。とにかく、うれしかったようだ。このときの僕は。

やっとのことで身支度を終え出社。

今回はもちろん外出中でも電気の力を使わないことにした。よって移動はすべて自転車で行うことに。
（電車は文字通り電気で動くから）

なんとなくだが長年の感で自分が遅刻してしまっていることには気づいている。

なぜなら誰も通勤しているような人とすれ違わないからだ。

会社に遅刻の連絡をいれたいんだけど携帯電話が使えない。困った。

放置プレイ

会社に着いたらちょうど昼休み中だった。
上司は居ない。
昼休憩中も働いていた同僚（先輩）のＳさんが、うかない顔をして僕を見ただけで何も言ってくれなかった。

でも「電気が使えなくて」とは言えないのでとりあえず自分の失態を反省している顔をしておいた。

気まずい。

このあと、なんとか許してもらいました。ふところの深い会社でよかった。

僕も昼ご飯

少し仕事をしたあと僕も昼食を食べることに。もちろん電気を使わずに昼食を食べなければ。

昼食のために実は家から秘密兵器を持ってきた。

以前、コネタで取材したさかいやスポーツで見つけた防災グッズのパンだ。

缶詰の中にパン。これなら電気を使わずに外でもご飯を食べることができる。

中にマフィンの形をしたパンが２つ入っている。これで３５０円。みためよりもボリュームがあって、かなりおなかいっぱいになりました。

だんだん電気を使わない生活にも慣れてきた。しかしどうしても慣れないこともある。僕にとって一番苦痛なのは携帯電話が使えないことだ。携帯電話だけでもなんとか使いたい。

何かいい方法はないか。

さかいやスポーツで買ったパンを食べていたらいいことを思いついた。