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特集


ひらめきの月曜日
 
1人ききティッシュ大会

進化するティッシュ

まず売り場で目を引くのは、なんといってもこのティッシュだろう。



ネーミングとパッケージデザインの勝利か
憎たらしいほどに可愛い

だって「鼻セレブ」ですよ。しかも、あざといまでに可愛らしいデザインですよ。そりゃ買いますよ。

そんな鼻セレブに、なんとウェット版があるとは知らなかった。


中身はこうなっております
もちろん濡れております

濡れた紙で鼻をかむなんて、考えたこともない。っていうか、それってどうなの。と、実際に鼻をかんでみました。

ブビー。…なるほど。スースーする成分が入っていて、鼻まわりが大変にスッキリする。チョロチョロする水っパナが出る時にはいいだろう。でも「なんだこの鼻水の量は。脳ミソ溶けてんのか?」ってな状態の時には向かないかもしれない。メッシュの穴から漏れそうだもの。

ただ、この発想の転換とでも言うべきアイデアには脱帽だ。化粧が確実に落ちるので注意は必要だが、カバンに忍ばせておいて損はしないティッシュだと思う。ゴミポーチ付き、ってのも素晴らしい。

続けて「おや?」と思ったのが、こちら。


ウィルスに対抗するティッシュ
「鼻水の裏抜け」って、あるある!

 

ティッシュのパッケージには、たいてい「花粉症の方にも最適」という宣伝文句が書かれているものだが、これは「インフルエンザ・風邪に」とはっきり明記してある。花粉症の文字は一切ない。

なんたってティッシュごときに「天然抗ウィルス成分配合」だもの。すごい。「ノロウィルスなど、効果が得られないウィルスもあります」の表記に「本気なのかも」と思わせる何かがあって、頼もしい。


3枚重ねの重量感
この青い色に抗ウィルス成分が入ってるらしい

街で配られているティッシュと比較してみるまでもなく、存在感がものすごい。一度で捨てるのが勿体なくて「乾かしてもう一回使ってしまおうか」と思ってしまうほどの分量だ。使いませんが。

これは鼻水が大量に出る時には、非常に便利だろう。逆にチョロチョロっ鼻の時は、ちょっと使用を差し控えたい、贅沢なティッシュだ。

次に、ネーミングで勝負してるのがこちら。


そりゃ困ります

「乙女のお肌にやわらかやさしい」と書いてある。イラストも乙女だ。男は使っちゃいけないのか、と突っ込みたくなるコンセプトではあるが、そこがいかにもソフトなイメージがして、いい。

 

番外編

進化を続けるティッシュ業界から距離を置き、独自の道を歩む紙もいる。今回、売り場を見ていて「ん?」と不思議に思ったのがコレだ。


キミは何者?

どことなくレトロな香り漂うこの紙、ジャンルとしては何になるのだろう。ティッシュなのか? 気になったので購入してみました。


化粧紙って、昔のティッシュのことか?
いかにも「ちり紙」な佇まい

パッケージにはミシン目ひとつない。ゴミポーチ付きのティッシュさえある時代、この不親切さはかえって新鮮だ。

中身を取り出してみて「あっ」と思った。これはアレだ、昔、駅のトイレの自動販売機に置いてあった紙だ。

すみません。たぶんこれ、トイレットペーパーです。でも、これで鼻をかめないこともなかろう。かんでみた。

ブビー。…これ、何度もかむと確実に皮がむけます。特に鼻をかんだ直後、グジグジッと鼻全体を拭くとき(やりませんか?)の衝撃が凄まじく、ダメージ大。

この紙、鼻には厳しいものの、水には弱い。鼻水で紙が溶けた。トイレ用なら当然か。

ま、トイレットペーパーが切れた時にでも使おうと思います。せめて尻には優しくあってほしいものです。


さて、実験です

ティッシュ紹介はこの辺にして、買い集めたティッシュを使い、どれが一番鼻に優しいのか、実験をしてみたいと思う。

実験というからには、鼻にダメージを与える可能性もある。なるべくなら、いや、絶対に自分の鼻は使いたくない。

というわけで、ある食べ物を使うことにしました。


 

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