そもそもタニシが食べられるとは
厚木とタニシのギャップに惑わされすっかり焦り気味だが、そもそのタニシが食べられるものだということも、実は今回初めて知った。
タニシというと、小学校の教室の水槽にはりついていた巻貝だろう。すごく小さくて、目を離すといつの間にか数が増えて驚いたりした。まさか当時は食べられるものとは思いもしなかった。
人に聞くと、昔はどこでも田んぼにいたのを捕まえて食べたものらしい。ベトナムや中国にも食べる習慣はあるようだ。で、辞書を引いてみると、こうだ。
たにし 1 【田▼螺】
タニシ科の淡水産巻貝の総称。貝殻は卵円錐形。雌雄異体。卵胎生で幼貝が直接親貝から生み出される。水田や池沼にすみ、食用。日本産はオオタニシ・マルタニシ・ナガタニシ・ヒメタニシの四種。
食用。ごーん。
こうなったらどうにも食べねばなるまい。どうせなら「タニシがうちとこの郷土料理ですわ!」と今も声高に叫び続ける厚木で食べてみたい。
厚木でタニシ探し
そうしてやってきた厚木である。厚木駅よりも栄えているのは本厚木駅の方だそうで、そちらで下車した。
行きぎわ家族に聞いたのだが厚木のイメージのひとつである厚木航空基地は厚木市内ではなく綾瀬市にあるんだそうだ。へー。厚木に基地はなく、意外にもあるのはタニシ、といったところか。
が、駅まわりはやはりバキバキに都会であった。バージンンメガストアとかあるぞ。タニシとか、田んぼとかいう感じではない。タニシは、タニシはどこだい。
|