板を一枚挟む事で、こっち側とあっち側に区別されたように思える。3センチののぞき穴がかろうじてあっち側とこっち側をつないでいる。
が、「のぞき見している」という感覚からは少し遠い。ちょっと視界が狭くなった。残念ながら、その程度の変化しか感じられない。
のぞき見する対象が何かに没頭している様なシチュエーションを探そう。
例えば、昔のアニメ「一休さん」にもそんなシーンがあった。
障子に穴を空けて和尚の部屋を覗く一休さん。中では和尚がおいしい水飴を一人占めしている。水飴に夢中な和尚は一休さんが覗いている事に気付かない。
つまり、おいしいものを目の前にすると人は無防備で夢中になれる、という事だ。
という訳で、ファミリーレストランに移動して「水飴に夢中な和尚をのぞく一休さんの気分」を味わいたいと思う。
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