二本目は大森の住宅街にある高さ30mのイチョウ。
二本目は高さ30mのイチョウがあると聞いて大森にやってきた。
しかし例のごとくまた道に迷ってしまった。巨木に関していろいろ資料を集めたのだが、どうも古いデータが多く、細かい番地などもわりとアバウトなものも多い。そのためそれらしき場所の近辺で、さら地になった土地を見ただけで「ひょっとしたらここに巨木があって、伐採されてしまったのかも」といやな予感を覚えたりする。
しかし、いい事もある。
道を聞くとみな親切にいろいろ教えてくれる。「このあたりにある大きなイチョウの木を探しています」と話すとみんなほほえましい顔で案内してくれる。おじいちゃんに話しかけたら
「あー、あの木かね。あの木はなー、東京でも1,2を争う大きなイチョウでなー、秋になると綺麗に紅葉するんじゃ」
と、木のうんちくをいろいろ話してくれた。
普段、おじいちゃんの世代の人とは、親族でもない限りなかなか話しかけたくても共通の話題が思いつかなくて話しかけにくいものだが、巨木は世代や性別を選ばない。巨木の前で人は平等である。どうだ、入りたくなっただろ? 巨木・保存樹木鑑賞会。
買い物中のおばさんに聞いてようやくたどり着きました。
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