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特集


土曜ワイド工場
 
ちくわの商品価値を高める

●時計に学ぶ

高級なイメージがある商品と言えば、ひとつは時計だ。
以前時計を買った時(それほど高い時計でもなかったが)、そのパッケージがとても凝っていて感心したことがある。

あまりにもよく出来ていたので箱を捨てられず、とってあった。


捨てられなかった箱

箱を開けると、まずはパンフレットが

箱の雰囲気からして高級感漂うが、フタを開けるとさらに綺麗に印刷されたパンフレットが入っている。これ重要だ。パンフレットに書かれたエピソードを読むことで、商品に対する期待感が一段階アップする。


ガラス窓のついた円形の箱

パンフレットを取り出すと、その下から皮製の丸い箱が現れた。ガラス越しに時計の姿が見える。

(ちなみに時計には最初、皮ベルトが付いていたが使い込んでボロボロになったので安っちいベルト着用)


パカッ

フタを開け、ようやく時計に触れることができる。
ちょっと凝り過ぎのような気がしないでもないが、しかし「買った」という満足感を充分に味あわせてくれた。価格以上の満足感。

が、この箱もまさか将来ちくわを入れられることになるとは思ってなかったであろう。

●ちくわを詰める

時計と同じ演出をちくわで実践するとどうなるのか?


高級感を醸し出す黒い箱に、「TIKUWA」のロゴ。

ちくわらしからぬ、黒い箱。
とりあえず「TIKUWA」と入れておいたが、ここはやっぱりメーカー名の方がよかっただろうか。


フタを開けると、まずはパンフレット

そしてパンフレット。
ここには、このちくわに対する生産者の思い・こだわった部分、世界で活躍するちくわのエピソードなどを、カラー写真付きで20ページくらいに渡って綴る。購入者のちくわに対する期待が否応なしに高まる。


円形の箱の中には…

ガラス越しに見えるは、極太のちくわ。
高級品であるがゆえ、一本丸々入れてしまうと値段が高くなり過ぎるため、半分にカットすることでお手軽な価格帯を実現。6800円。
野口さんもスペースシャトルの中でこれを食べた。
(…という設定ってことで。)


NASAが開発した低反発ちくわ

…っと、いろいろ考えて書いてみたが、正直ダメだな、これは。あまりにも現実的じゃない。

次、行きましょう。



 

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