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特集


ロマンの木曜日
 
中華屋の厨房実況中継
ファイアー!

最近めっきり涼しくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。僕はすっかり風邪を引いてしまいました。季節の変わり目は体調を壊しやすいので、皆さんもお気をつけ下さい。このまま季節は秋から冬へ。どんどん寒い季節へと移り行く訳ですが、ちょっとその前に、もう一度過ぎ去った夏の熱気を感じたいと思いませんか?

という訳で、中華料理屋さんの厨房を実況中継いたします。ランチタイムは常に満席状態。ひっきりなしにオーダーが飛び交う繁忙店から、活気溢れる厨房の様子を、どうぞ。

(text by 住正徳

ホール係の3人。写真中央が彭(ホウ)さん
唯一の料理人、李さん(中国沈陽市出身)

舞台は荻窪。ランチタイムの厨房に潜入

今回の舞台は「中国家常菜」さん。JR荻窪駅から徒歩1分、青梅街道沿いに店を構えている。

スタッフは全員中国人。本場の活気を味わうには十分なロケーションといえる。

日本語の分からないスタッフがほとんどではあるが、ホール係の彭(ホウ)さんは日本語が堪能だ。16年前に語学留学で日本にやって来て、6年前に日本人と結婚した。ここ「中国家常菜」ではアネゴ的な存在で、若いスタッフたちから様々な相談を受けているという。

今回、そんな彭さんに色々と便宜を図っていただき、厨房に入る許可をいただいた。

厨房では3名の男性スタッフが働いているが、調理を担当するのは李さんという男性1人だけ。1人しかいないのに、ランチタイムの1時間半ほどで100食はさばくという。1分に1食作っても間に合わない計算だ。

李さんはどのように100食をこなしているのか?
そのあたりも確かめたい。


野菜担当の王さん お皿担当の王さん

オーダーラッシュの前の静けさ

嵐の前の静けさ

李さんのアシスタントとして、2人の王さんがいる。
若い方の王さんは主に野菜を切る担当で、年配の王さんはお皿を洗ったり並べたりする担当らしい。

まだランチタイムまでには時間があり、厨房内の3人は黙々と準備を整えている。これから1時間半、怒濤のオーダーラッシュがやって来るのが信じられないほど、静かだ。

僕はメインコンロの横でカメラを構え、ランチタイムに突入するのを待った。



 

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