運命のくじ引き。デイリーポータルチームが引いたものは?
2005年8月某日。
原宿のKDDIスタジオに、本企画に賛同した5サイトの関係者が集結した。最初に簡単なルール説明があり、その後「借りて来い指令書」のくじ引きが行われた。指令書によって借りて来るアイテムが振り分けられるのだ。
指令書には、10点、20点、30点、50点、70点、150点、とそれぞれに点数が設定されていて、点数が高いほど難易度も上がる。
ちなみに最高得点の150点をゲットできるアイテムは、
・風太(レッサーパンダ)
・アザラシ
・六甲のおいしい水(現地で)
・タモリさんのグラサン
・大黒柱
・松本零士氏のニットキャップ(ドクロ付き)
となっている。
どれも借りて来られない事を前提としている様にしか見えない。150点アイテムは避けるのが懸命か。
クジ引きの準備が整い、各社の代表がクジを引く。
各社に割り当てられる指令書の数は全部で17。10点の指令書が7つ、20点が5つ、30点が2つで、残りの50点、70点、150点は1つずつとなり、全部集めると合計500点になる計算だ。
デイリーポータルチームは僕がくじを引き、以下のアイテムが割り振られた。
10点アイテム |
RMKのチーク、回文モノ(※上から読んでも、下から読んでも同じモノ)、カッパ(雨合羽なのか河童なのかで点数が変わる)、虫かご&虫取り網、新聞屋から新聞、会社のマスターキー、エチケットブラシ(10個) |
20点アイテム |
COACHの手帳、サンリオピューロランドの15周年記念ピンズ、バランスボール、LUMIX
DMC-FX8(デジカメ)、デパートのマネキン |
30点アイテム |
カチューシャ、反則切符 |
50点アイテム |
お笑い芸人のサイン |
70点アイテム |
ご神体 |
|
そして、気になる150点アイテムは「六甲のおいしい水(現地で)」だった。
150点の中では唯一実現可能なアイテムなのではないか。他のサイトに圧倒的な差を付けるには、この150点アイテムをゲットするしかない。これを引いた僕はラッキーだろう。思わず口元が緩む。
指令書の結果を林さんに相談する。
「このRMKのチークとか、何の事だかさっぱりわからないし、ここは、コレ。コレじゃないですかね」
六甲のおいしい水(現地で)の指令書を差し出す。大物一点狙い、という僕の意図を一瞬で理解してくれた林さんがおもむろにパソコンを取り出した。
「終了時間までに戻って来れるか、調べましょう」
そう、この借り物競走には制限時間があるのだ。
朝、10時30分にこのKDDIスタジオを出発し、17時までに同じ場所に帰ってこないといけない。
林さんがインターネットを駆使して、六甲のおいしい水の採水地はどこなのか、今から出発して間に合うのか、調べ始めた。
このとき、この日の林さんのニックネームが「パソコン」に決定した。
|