それはライフガードです
毎日紫外線を浴び続けている人たちがいる。ライフガードの方々だ。海の事故から僕達を守ってくれている彼らならば紫外線から身を守るすべを知っているのではないか。
強烈な日差しの下、ビーチの巡回をしていた本職のライフガードの方に話を伺うことができた。
ライフガード萱島宏太さん、２１歳（AT-partners所属）。ライフガードの事務所のようなところに話を聞きに行くと、彼を薦められた。「ええ、日焼けのモデルみたいなのがいますので」と。
インタビューに応えてくれた萱島さんは確かに黒かった。まったくもって見事な日焼けだ。日が暮れたら見失うだろう。
見事な日焼けですね 「ええ、仕事ですから」 海水浴客の日焼け事情はどうでしょう 「焼きすぎでやけど状態になってしまっている方が目立ちます。特に観光客の方に多いようです」 どういった対策を進めていますか 「とにかく一度に焼きすぎないことです。少し遊んだら水分を補給して日陰で休んでください」 他に海水浴客に注意してもらいたいこととかありますか 「お酒を飲んで海に入る人が事故を起こすケースが多いです。この間も酔っ払って飛び込んで首を折った人がいました。こちらでも声かけや注意をしていますが、お客さんにもよく考えて行動してもらいたい」
実は僕も昔、酔っ払って川に飛び込んだことがある。首、折らなくてよかった。こんなにしっかり働いてくれている人がいるのに、そんな人に迷惑をかけてはいけないな、と改めて思った。
萱島さんはじめライフガードが愛用しているという紫外線ガード。リップスティックのような形状で塗った部分が白くなる。特に唇が日焼けに弱いのでこまめにケアしているのだとか。
ライフガードの方々がケアする仕事は日焼け対策から酔っ払いの世話まで実に多岐にわたる。毎朝のクラゲチェックもかかせない。沖縄にはハブクラゲという猛毒のクラゲがいるのだ。ビーチに紛れ込んだそいつらを朝、捕獲する。
ライフガード、かっこいいです
萱島さんは２１歳なのだが、だんぜん僕よりしっかりしているように見えた。ライフガードは３年目。将来は世界大会等にも出場してみたい、と言っていた。せっかくなので彼女募集中とかコメント載せましょうか、と軽く言ってみたところ「いえ、結構です。とにかくお客さんの安全と、適切な日焼けについて注意をしてもらいたいです」と。だめな僕がはずかしくなるくらいまじめな方でした。僕が女だったら抱きついてた。
日焼けは慎重に
日焼けは一見かっこいいですが、焼きすぎると後に肌のトラブルにつながります。肌を保護するためにも紫外線の強い海等で一気に焼こうとはしないことです。しっかりと対策をとって健康的に紫外線と付き合っていきましょう。
というのはほとんどライフガード萱島さんの弁。僕はこの取材で測定カードを手に海とかうろついていたらかなり急激に日焼けしてしまいました。２０代後半からの日焼けは特に気をつけろ、とのこと。将来の肌が不安でなりません。
特集記事いちらんへ
特集記事いちらんへ