もう1コ、悪い(面白い)例を
竹中さん的に許せない例をもうひとつ見に行った。 こんな交通量の多い道に面した位置にあるトイレである。
場所的な唐突感もなかなかだが、 それでも一見、普通のトイレに見えないこともない。
が、いざ使おうとする、いろいろ不可解なトイレであることがわかる。
実に見通しのいい女子便所。 入り口のドアも目隠しもないので、大通りから中が丸見えである。
そして、なぜか男子便所が見当たらない…。
障害者用トイレの扉を開ける。
これがまた、不思議なくらい重い扉。 車椅子の人が開けるためのものだと思うのに…。 なぜここまで重厚?
この扉を開けられずに引き返した老人を目撃した、と竹中さんは言っていた。
そしてなぜかその中に…
車椅子用のトイレの中に、立ちション用便器が。 つまり小便をしたいだけでも、この広々とした個室に入らねばならない。なーぜー?
有料トイレだった?
竹中さんによると、かつてこのトイレは有料トイレだったという。新宿駅にも有料トイレがあり、入り口で100円入れるとドアが開くのだが、ここではなんと、番台さんが座ってお金をとっていたという。 トイレに番台! 常連になったら 「やあ、また来たね。」 とか 「お、今日はずいぶん長く入ってたね。」 とか言われるのか。それ絶対嫌だ。
まぁ、案の定それは長くは続かず、結局今のような姿になったらしいが…。それにしても変なトイレだ。
「これはもう使い勝手うんぬん以前の問題ですよ!どうしてお役所はこんないい加減なことをしているのか。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。」
あ、すみません。後半部分は私が勝手にセリフ作っちゃいました。でも内容はだいたいこんな感じ。