歩いています。
しらす丼でおなかがいっぱいになったのでさっそく川の流れに逆らい歩き出すことにした。一向に変化のないように見える多摩川だが、歩いていると微妙な雰囲気の違いを感じることができる。たとえばレンガ造りの防波堤がある場所は古い建物や町工場が多く、この場所には昔から人がすんでいた事がわかる。
4000歩、5000歩。順調に増えていく歩数。大使橋という橋を越えたあたりからは、ハイキングコースのようになっていて歩きやすかった。おばさんがママチャリで買い物に走り、学生がスポーツをし、老人が散歩をする。金八先生のオープニングに代表されるほのぼの川原になってきた。
川を歩いているとランドマークというか、目印は橋になる。あの大きな橋に着いたら休もう、というように。多摩川も荒川も、川に立派な橋がたくさんかかっていて、この橋ひとつひとつが東京という街を助けているのだなー、と思う。見方を変えれば東京は二つの大河にはさまれた孤島という見方もできなくはない。送電線を見てそう思った。 |