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ちしきの金曜日
 
名古屋コネタ60本ノック



名古屋コネタ5


名古屋には浜省ファンの店が少なくとも3軒ある

(text by 安藤 昌教

浜田省吾。この名前を聞いてぐっとくる大人は少なくないはずだ。理由もなく反抗していたあの頃の僕たちのカリスマ、そんな浜省様を奉るお店が名古屋にはあるらしい。

路地裏の少年
 一軒目のお店はスナックの密集するビルの一室にあった。強い逆風を感じながらも恐る恐るドアを開けると「いらっしゃいませーっ!」かなりフレンドリーに迎え入れてくれた。浜省暦10年のマスターは妻の影響で浜省をはじめ、今ではお店まで持ってしまった。このお店にはサングラスとギターが常備されており、自慢の浜省カラオケ(マスター自作)に合わせて歌うことが出来る。せっかくなので僕も歌わせてもらった。


君も浜省にならないか。

陽のあたる場所
 浜省暦7年のマスターは若干27歳。店内のソファー席ではまさに合コンが開催されており、女子はドリカム、男子は浜省を歌っていた。ちなみに浜省を歌うのは自由だが非浜省を歌いたい場合500円のペナルティーが課金される。

THE SHOGO
 浜省似のマスターがやさしく迎えてくれる店。マスターはこれまでの3軒の中で最も浜省に似ていた。というか他の店は似せようという努力すらしていなかったと思う。

 この取材の後数日間、気を抜くと浜省の歌を口ずさんでしまっていた。心配になったので取材に同行した林さんにその話をすると林さんもやっぱりそうだった。僕達の心には少なからず浜省が住んでいるのだ。名古屋にはそれを他人と共有できる場所が少なくとも3軒はある。それは幸せなことではないか。




林:西部警察の店でしょうか
古賀:なんですかね。坊主頭のせいか明らかに浜省とは別物です
林:浜省のカラオケを歌ってたんで、マスターがサービスでサングラスをかけさせてくれたんですが、かけた姿を見て、みんな「おや?」と思った「あれ?違う」って
古賀:恐縮ながら浜田省吾さんには疎い私ですがそれでも何か違うということだけは分かります
林:浜省ファンの店は名古屋は多いらしいですよ。お客も言ってました。
林:浜省本人は広島出身のはずなんですが…
古賀:なんでか名古屋に。3軒どころか6軒ぐらいあるなんて話らしいじゃないですか
林:ホテルでテレビ見てたら浜省の新曲のCMやってました。
林:あれ、名古屋限定だったらすごいな。
古賀:名古屋と浜省の関係性については引き続き調査したいところです

林:こんな感じで名古屋で調べてきたネタを! 一ヶ月にわたってお送りするわけですよ!
古賀:ええ、お送りしちゃいますよおしげもなく。それでは、明日からはコネタ枠でお会いしましょう。
林:うい。お楽しみにー
古賀:お楽しみにー!

今回のコネタのもっと突っ込んだ内容や、サイト未掲載のコネタが満載の名古屋本が7月6日に小学館文庫より刊行されます。

「名古屋の不思議(仮)」
デイリーポータルZ編

さらなる詳細は分かり次第追ってご連絡!
どうぞよろしくお願いします。


 

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