(text by 大山 顕)
■「名刺受け」収集鑑賞の第一人者
■早春、墓地へ
待ち合わせて墓地へ。はやる心、高まる期待。(左が山田さん、右が筆者)
階段を登るとすぐに墓地。墓地だというのに花見客でにぎわっている
墓石の隣で花見。楽しそう。われわれの不謹慎さも相対化されるか。
精通した谷中墓地の解説をする山田さん
大きく都が運営するエリアと寛永寺が運営する墓地とに分かれる谷中霊園
■名刺受け鑑賞スタート
お墓エリアへと足を踏み入れる。おじゃまします。
広大な谷中墓地のほとんどの「名刺受け」を把握している山田さん。見落としやすい作品を親切に案内。心強い。しかしこういう心強さって、どうなんだろうか。
見落としがちな門柱タイプ。よく見ると名刺を入れるスリットがあるのが分かる。
ほほう、これですか。(バチ当たり)
こちらはかわいらしい屋根がついたタイプ。山田さんのサイトでは「屋形タイプ」として分類されている。
■いろいろなタイプの名刺受けたち
これが墓石タイプ。たしかに。他に言いようがない。
これも墓石タイプ。年季が入っていい感じだ。
これも。ちっちゃくって可愛い。ていうか、だからあんまり触るな。
だから。
上方向にセットバックした造形のもの。うれしそうだ。
十字架を戴いたクリスチャンの名刺受け。レアもの。