今回買った甘味を携えて、おじいちゃんの遺影にお線香をあげに、お母さんと近所に住む親戚 の家に行った。近くに住んでいるのに、最後にお線香をあげたのはもう何年も前になる。
夢に出てきたおじいちゃんのいいつけに従って、甘味を買いにかけずり回るだなんて馬鹿げてたと思ったりもするけど、もしかしたら本当は、甘味なんてただの口実で、実はおじいちゃんにお線香をあげに行きたかっただけなのかもしれない、と思ったりもした。
仏壇に甘味をお供えした後、お母さんも親戚のおじさん達も、持っていった甘味を「美味しいねえ」と口々に言いながら食べた。誰もミカサヤのことなんて知らなかったけど、どれもとても美味しかったからいいかな、なんて思った。
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なぜか本文には登場しないみたらし団子も。とにかく、和菓子って本当に素晴らしいですね。 |
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