年賀状シーズンが終わった。
今年に入ってから年賀状は最低限の枚数を書いたが、デザインを考えたり印刷したり、おっくうなことこのうえない。
少しの枚数なら、サザエさんでもおなじみの、昔懐かしい芋判(イモバン)でいいのではないか?
そう思い、冷蔵庫をあさって考えた。そもそもなぜ「芋」なんだ?別に芋じゃなくても、いいのではないだろうか。検証してみる。
(乙幡 啓子)
いろいろな意味で極寒の冷蔵庫
判になりそうな食材を探すか・・・と冷蔵庫をあけたのだが、しまった、最近ダイエット中なこともあり、最小限の食材しか用意してなかった。別にまったく料理をしないわけではない。
いちおうハンコなので、以下の条件は最低限満たしたい。
・固形物 ・平らな面が多い ・水分はなるべく少なく ・彫りやすく
さて、冷蔵庫であるが、なんとか形をなしそうなものがあった。しょうがと豆腐。しょうがは、いつのかわからないのでだいぶふかふかになっている。豆腐はどうだ。水分が、ずいぶん多いぞ。まあ抑え、ということで。
あと使えそうなものはチーズくらいか。これではいかんと、街へ買出しに出かけた。
ここの特集を書くにあたり、いろいろな理由でスーパーの棚を回ってきたわけだが、「ハンコになりそうな食材」だけをらんらんと探す買い物は、初めてだ。
ではまずは、伝統的な「イモバン」を作ってみよう。小さいころにやった記憶はあるが、何年ぶりだろうか。