健武堂でオープンフィンガーグローブも買っていた。
※オープンフィンガーグローブとは、指の部分が自由になる様に作られているグローブの事で、プライドなどの総合格闘技で使われている。
これで拳がガードされるので、思いっきりいける。
それから、空手衣も買っていた。
通常は白い空手衣を着用する道場がほとんどらしいが、黒い方が強そうに見えるかなあ、と思い黒を選んだ。帯も黒で統一しても良かったのだが、アクセントをつける為に赤にした。
準備万端、いざ、試し割りだ!
の前に、シャドーボクシングで肩慣らしを。
フットワークは軽い。 いくぞ、瓦たち! ひゃっほー!!
鈍い音がした。
演技ではなく、本気でうずくまっている。 瓦はビクともしていない。
割れる瞬間を逃さない様、スタッフに連写モードでの撮影をお願いしていたら、うずくまる所まで連写している。
ここは撮らなくていい。
そして全然話が違う。 割れやすいとか、溝が入ってるとか、3、4枚はいけるとか。 こっちは、右の拳がじんじんしている。
とはいえ、このままでは引っ込みがつかないので、気を取り直して1枚から割っていくことにした。1枚割れたら2枚、2枚割れたら3枚、と枚数を増やしていく方向で。
駄目だ。 多分、向きが悪い。向きを変えてもう1回。
うっ…
全然駄目だ…… だって、固いし。
試し割り用の瓦を手に入れてから、気分はウキウキだった。何枚割れちゃうんだろう、割れ過ぎちゃって困るんじゃないだろうか。でも、そんな心配はどこへやら、うちの事務所には瓦が19枚積んである。
どなたか屋根が漏っちゃってる人がいたら連絡をください。試し割り用の瓦でも十分役に立つと思います。だって固いから。