まずはジャガイモ(煮くずれないメイクイーンをセレクト)、玉ねぎ、白滝をサクサクっと切り、肉も酒で下ごしらえ。
自分や妹たちのノロノロした料理ぶりを見てきたせいかもしれないが、祖母、すごく手早い。なにしろ主婦歴だけで一人の初老の人生分(祖母は主婦歴63年)だ。玉ねぎを炒め、肉を投入、味付けの酒とめんつゆを目分量で入れると、ここで味見。
ジャガイモと白滝を入れて、上からあく取りシートをかぶせる。そういえば、実家では全員手動であくをとっていた。祖母、ぬかり無し。
煮込むまで、下ごしらえを入れて10分もかからなかった。こんなに素早い祖母を見たのは久しぶりだ。主婦の血が騒いだということだろうか。
ジャガイモが柔らかくなったところで再び味見。めんつゆを少し加えたら、強火で汁を飛ばしてフィニッシュ。
肉じゃがを作ったことがないという祖母が、これまでで一番肉じゃがらしいものを作り出した不思議。
見た目は以外に味が薄そうだが、食べてみるとさすがにしっかり味がついていた。果たして、私や母の作った肉じゃがに比べ、どれぐらい濃いのだろう。
これで、サンプル肉じゃがは全てそろった。いよいよ味の濃さを測定します。
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