このために始めたいといっても過言ではない
フェンシングは、もともと中世の騎士道から生まれた。「身を守る」「名誉を守る」ため、磨かれてきた競技だ。
挨拶や動作、審判用語はフランス語である。例えば、前進は「マルシェ(Marchez)」、後退は「ロンペ(Rompez)」だし、挨拶も「サリュ(Le
Salut)」だ。
ここで思い出すのは、小さい頃見ていたアニメ、「ラ・セーヌの星」だ。普通の花売りの女の子が、事が起こればマスクとマント、剣を帯びて戦う、あれが大好きだった記憶がある。
フェンシング的なものへの憧れというのが生まれても不思議ではない。挨拶の動作など、これをやるために試合したいといってもいいくらいだ。
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