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土曜ワイド工場
 
フェンシングをやってみたかった

久しぶりに新入生気分を味わう

「競技には、3種類あります。『フルーレ』は首、手足を除く胴体部分を突き合います。決闘用の武器から転じた『エペ』はやはり突きだけですが、全身が有効です。『サーブル』は上半身が有効ですが、突きだけでなく斬ることもできます」

剣を持ってみると、意外に軽い。 持ち方などは後で説明するとして、 最初にお道具を拝見だ。


剣。左から、サーブル・フルーレ(フレンチ剣)・フルーレ(ベルギー剣)・フルーレ(同じく)・エペ センサーコードをつなぐ部分
メタルジャケット。フルーレはこのジャケットの上半身部分が有効な命中面 フルーレの剣。コードをつないだところ

今回私がやってみるのはフルーレだが、どこをついても有効なエペなど昔は「血が出れば有効」、という競技だったという。 たまんない。

お道具拝見で、なんだか体と心がもぞもぞしてきた。早く、剣を持ちたい。マスクかぶりたい・・・。でもまだ構え方も教わってない。あ、それもそうだが、センサーで審判する「電気審判器」も見なくては。


先輩方を羨望の眼差しで見る新入生の私(手前の頭) 見学姉妹の、もう買ってもらったという新品マスクを羨望の眼差しで見る

剣を持つぞ

いろいろ心は移るが、まだ構え方も教わってない。そこへ先生が、フルーレの剣を私に持たせる。

剣を持てた!でもまずはどっちが利き腕かの判定に使うのだ。剣を壁の目印に合わせたら、片目ずつ隠して、どっちの目で見たほうが目印に合っているかを確認し、立ち方を決める。


右でした。左利きなのに 右半身を斜め前に向けて立つ
足を90度に開いて上半身を立て、お腹をひっこめつつ、スクワット
足は前と横にしっかり広げて、十分曲げる
右ひじをこぶし1個分体から離し、左手は90度上に。手首から上は力を抜く・・・ が、しばらくすると上げた左手の血の気がひくので、ぶらぶらさせる(これは勝手に自分でやってる)
足を一歩前に踏み出し、突く。左手は後ろに放り出す
やっと剣が持てる!「人差し指と親指でつまむ」ようにして持つ

剣は、前も言ったように、軽い。でもほぼ2本の指で持つとなると、たこができそうである。

突きのタイミングで左手を後ろに放り投げるようにするのだが、いつもそれを忘れる。この日はとうとう忘れっぱなしで、突いてから思い出したように一呼吸遅れて放り投げ続けていた。外から見たら、妙な雰囲気だったろう。



 

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