出迎えてくださったのは東京本部 副本部長の有富さんと営業部の米津さんのお二人。
「まあまあ、とにかくコーヒーでも飲んで、一息ついてください」
帝国ホテルタワーのゴージャスと、マッサージチェアの巨大さに圧倒され一人であわあわする私を有富さんがフォローしてくださった。ごくり。深呼吸。ふう、す、すみません。取り乱しました。
468,000円に乗らせていただく
落ち着いたところで、いよいよマッサージチェアに乗せていただく。現在の目玉商品であるという「SYBER-Relax AS-800」である。なんとこちら、メーカー希望小売価格468,000円の一品(量販店ではもう少し安く出ているとのこと)。
写真をご覧いただきたい。友人の「イスというより、コックピット」という表現の正しさは一目瞭然だ。座るというより、包まれるというような感じ。
カカトと腰を合わせて座ると、まずは機械が自動的に背骨のラインやら体型に合わせた位置を測定する。この測定の時点ですでに気持いい。背骨の周りがゴリゴリほぐされる。あわわわわ、わあー、こりゃーすごいやー。最初の緊張はどこへやら、自動コースがスタート。
恍惚の15分、過ぎる
はっ!! あまりの気持ちよさに白目になっているうちにコースが終了。有富さん、米津さんのお二人が見守る前で、ひとり夢の世界を旅した15分だった。15分て、お二人にとっては相当長かったと思う。すっかり無言でお待たせしてしまった。
感想だが、とにかくスゴイとしか言えない。エアーによる面のマッサージと、メカによる立体的な点のマッサージが多彩な揉みの種類で複雑に繰り出される。
さらに業界初の肩(けん)ぐうマッサージという機能が、肩をぎゅうっと両脇からエアバックで包み込み、首肩全体のコリや疲労を緩和。下半身もぬかりなくエアーでほぐす。ふくらはぎをマッサージしたまま、膝の曲げ伸ばしをするというストレッチ機能まで。
……実はとにかく気持のいいもので、体験中は何も考えられなくなっていた。機能についての記述は全てパンフレットの受け売りである。いや、もうそれぐらい気持いいんですわ。
「幼児期に母親に抱かれている感じですよね。これはもう究極の粋に達していると思います」
と有富さん。行くところまで行ってるということは十分に体験させていただきました。うっとり。
もみ玉の撮影をさせてください
さて、今日は体験の他に特別ミッションがある。私だけ気持のいい思いをするのも申し訳ない、どうやったら気持よさをモニタを眺める皆さんにもお伝えできるかと考え抜いた結果決定した「もみ玉の動き映像」の配信だ。
「今のマッサージチェアのもみ玉は昔のものと違って厚いカバーで覆ってますから、うまく動きがとらえられるかどうか…」
と言いながら、お二人がかりで撮影のため、カバーを外し、数ある揉みの種類の中から最も動きの派手で分かりやすいモードを選んでもらう。
「3Dモードだと派手に動くんじゃないか」
「“さざなみ”(揉みの種類の名前)はどうでしょう」
いや、本当に恐れ入ります。
そんな風にしてなんとか撮影した映像がこちら。しかし、無念にも古賀の撮影能力の低さで本来のこのマッサージチェアの魅力に迫れているとは言い難い。今回の特集は、次ページより徐々に向上してゆく私のもみ玉の撮影能力にもご注目いただければ幸いです。
もみ玉ムービー1
「SYBER-Relax AS-80」 |
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帰り際有富さんには「またいつでも、毎日でもいらしてください」と言っていただいた。その言葉、今年一番嬉しい言葉です。
取材協力
株式会社フジ医療器
既に満足してしまったかのような今回の揉まれ歩きですが、続いては汐留、松下電工「National Center
TOKYO」で揉まれます。 |
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