暗がりの中で、好き勝手にとんでもない具を鍋に放り込み、煮、おそるおそる食べる。
「わー、なんだ、大福なんか入れんなよー」
「つーか、これ靴下じゃんかー!」
わー、きゃー。闇鍋というとだいたいこんなイメージだ。ほとんど罰ゲームに近いような、食事と言うより遊びという感じ。
でも、闇鍋だって鍋なんだ。おいしい楽しいのが鍋の本域。食べ物で遊ぶべからず。そんな基本的なことを押さえ、もっとちゃんとおいしい闇鍋はできないか。
真摯な気持で闇鍋を! 奇をてらわない、おいしい闇鍋を囲もう。今日はデイリーポータルZからそんな新しい闇鍋のご提案です。なお、適当な場所がなかったので、会場は河原となっております。
(text by 古賀 及子) |