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特集


フェティッシュの火曜日
 
どうかしてる仏様めぐり
夜だからちょっと怖いです
ミャンマー風の仏塔。パゴダ。
あ、

顔だけ大仏さま

さいごは上野にやってきた。

ここに顔だけの大仏様がいるというのだ。話には聞いていたが実物を見るのははじめてだ。事前に調べておいた地図が間違っていたらしく、まったく見あたらない。

交番で聞いてみる

「顔だけの大仏ってどこでしょうか?」
「顔だけ?なにそれ?」
「いや、だから、顔だけ飾ってあるのがあると聞いたんですが…」

自分でしゃべっていて、そんなのあるのか?という気になってくる。

「おれ知ってますよ!大仏パゴダでしょ」

奥から若い警官が飛び出してきた。パゴダ?いっそうわからなくなった感もあったが、大仏パゴタで正解だった。

 

パゴダは英語で仏塔の意味

教えてもらった場所は静養軒の向かいの小山。公園内のメインストリートから階段を上るとインド風の建物が見える。このなかに顔だけが入ってるのかなあ、だとしたら見えないじゃん、と思ったらその脇に顔だけがあった。おお、こんなところに。

顔だけだ!
パンダと並ぶ人気の大仏様(うそ)
「社会派?」


体は武器になりました

上野大仏は1660年ごろに建立された。関東大震災で倒壊し、修復費用があつまらずにそのまま保存しておいたところ、戦争中に軍隊が体を持っていってしまって(武器にするため)現在の顔だけに至るのだ。

体、もってくなよ、と思った。



いつも心にオルタナティブを

むかしのお参りはその土地の名物を食べたり、見せ物小屋を見たりと観光的な要素が強かったらしい。エンターテインメントだったのだ。

しゃべるえんま様とか、ダイヤモンド埋め込んだ御神輿ってむしろ伝統にのっているのではないか。新しもの好き、という伝統に。

だからこういうのもありだと思います。メロディーちゃん


 

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