人をウォッチングできるでっぱりの条件は

新宿にわりと最近できたビル、フラッグスの前のでっぱりにやってきた。

広場になっているせいか、でっぱりに座っている人は思い思いのことをして楽しんでいるように見えた。本を読んだり、パソコンを見せたり、音楽を聴いたり。公園っぽい。

でっぱりと人の流れのあいだに距離があるため、人の流れをそれとなく観察することができる（このあと登場するでっぱりとは対照的ですが、それはまたあとで）。

「47,000円まけちゃってさー、とりかえしたいんだけどもうお金がないんだよー」と言っている人がいた。47,000円はでかい。

そんなことも楽しく話せる、明るくて安心な好でっぱりである。

人に近すぎると緊張する

ヨドバシカメラの前の植え込みにも人が座っていた。カップルがいちゃついていたり、ひとりでぼんやり座っている人がいたり。ばらばらだ。

ここも人通りが激しいのだが、通る人を観察する、という感じにはならない。人の流れが近いのだ。さっきのフラッグスは距離があったので人をテレビ的に眺めることができたのだが、ここは自分も見られてる感じがする。

ヨドバシカメラが明るすぎるのも原因か。昼みたいだ。

女の子がすとっと座ってかばんからヘッドホンを取り出して、しばらく聴いたと思ったらまた歩いていった。たばこを吸うみたいに音楽を聴いてひと息ついていた。

ひと息のつき方は人それぞれだ。