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特集


ひらめきの月曜日
 
雰囲気のあるパン屋さんめぐり

見るからにせんべい屋さんなのですが…

このとおり、奥にはパンが。木枠のケースが雰囲気出しまくり

せんべい屋パン

谷中、根津界隈の下町の雰囲気をさらにむんむんに増長させるような佇まいのせんべい屋さん。せんべいはきっちりショウケースに入っていて1枚から売ってくれる。んだけど、今日はせんべいじゃなくてパンだ。せんべいのショウケースのとなりで菓子パンも売っているのだ。

今回ナンバーワンの雰囲気ショウケース。木枠が泣かせる。値札が付いていない所なんかもいちいちレトロ感満載で嬉し困るほど。

「ここ、せんべい屋さんなんですよね?何でまたパンなんですか?」
聞いてみると、昔っからそうなのよねえ、とはぐらかされてしまった。

肉屋がコロッケパン売ったり、和菓子屋があんパン売ったりするのとは何となく違うぞ。だってせんべいは米だ。で、パンはパンだ。あ、そうか。おにぎりとパンが一緒に売ってるようなもんか、いや、多分違う。

菊見せんべい総本店
 文京区千駄木3ー37ー16
 03-3821-1215

「菊見せんべい」のしょっぱいパンと甘いパン
あま
ぶどうパン。パンの表面のアイシングが懐かしい甘さでうまし。パン生地はこの手のパン屋に珍しくもっちり系ではなくサックリ系
しょっぱ
店のおばさんお薦めのサラダサンド。いかにも人んちな感じ

右隅、なぜかプリクラの機械

左下のギョーザパンはまさにギョーザがそのまま挟まってました

このカウンターにあふれるほど毎日焼いていた

思わぬダークホース、南千住に

煎餅とは打ってかわり、店内にプリクラの機械(使用不可)があったり、袋菓子が並んでいたりちょっと雑然とした南千住の「野沢屋」。

こちらの本業は間違いなくパン屋らしいのだが、ショウケースのなかは贈答用のお菓子でいっぱいで、パンはケースの上に乗っていた。

「あらー、こんなパンの量少ないんじゃ写真撮らせるの悪いわあ」

撮影の許可をお願いすると、おかみさんはちょっと残念そうだった。なんでも昔はカウンターにあふれるくらい(いわく、時々本当にあふれて落ちた)のパンを毎日どしどし焼いて売っていたそう。近頃はコンビニなどの勢力にまけて量が減ったのだという。

しょうがないんですかねえと話ながら買って食べたパンは、これがまたとても美味しかった。南千住の思わぬ穴場を発見した気分だ。

店の真ん中に陣取るプリクラ機の行く末も気になるし、時々様子を見に来たいです。コンビニに負けず続くといいなあ。

野沢屋
 東京都荒川区南千住7丁目3−15
 03-3806-1104

「野沢屋」のしょっぱいパンと甘いパン
あま
チョコパン。持ち運びのときにつぶれてしまったのですが、左半分がクリームパンのような形になってる。
中のチョコクリームが寄ってるのが気にならないほど美味しかったです。なめらかで口溶けまくり。上顎になんてまったくこびりつかなかったよ!(マウスオンで断面図出ます)
しょっぱ
ど迫力のフランクパン。短めのドックパンに直径3.5cmのフランクフルトがどっかり乗っている。挟みきれてない。乗っている。
マスタードとケチャップが美味しくて 、こちらもたまりません(マウスオンで口に運ぶ角度の写真出ます)


 

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