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特集


ひらめきの月曜日
 
巨樹にだきつく

堂々の幹周6.45m! しかし…

簡単には抱きつかせない

東京タワーのふもと、芝公園のあいだにある芝東照宮。そこに都が天然記念物に指定しているイチョウの木があるという。寛永18年(1641年)に徳川3代将軍家光が植えたと伝えられている。363年前。日本、普通に鎖国中である。

境内に入るとすぐ左にイチョウはあった。でかい!太い!高い(背が)!さすがは363歳の迫力。しかし、木の根本が柵で囲まれている。おさわりNGらしい。

空港に駆けつけた追っかけファンのような状態に
「棚内に這入らざる事」ピシャリ

都内第4位のクスはどなたかのお住まいだった
入り口からインパクト大、善養寺

残念だが、芝公園内には都内第4位(順位づけは割とアバウトらしく、2位とも3位とも言われている)の幹周を誇るクスノキがあるというのでそちらへ行ってみた。

ひっそりと公園の隅に、しかしドカーンと大きくそびえるクスノキ。新宿御苑にあったクスよりもかなり太い。さっそく抱きつこうと近寄ると、木の幹から洗濯ひもがのびている。どうも住人の方がいらっしゃるようだ。

芝東照宮のイチョウとは真逆のベクトルで抱きつくことを拒まれた形。

 

善養寺の大カヤを目指す

有名人(木)に対してアポ無し取材だったのがいけなかったようだ。今度こそ抱かせてくれる木を目指し、都の指定天然記念物の大カヤがある善養寺へ向かった。こちらは柵がないことは調査済み。いよいよ抱きつける。

善養寺は世田谷区の多摩川に面する丘陵にあった。


善光寺の大カヤ

幹周5.3m、堂々たる天然記念物ぶり。しめ縄があると一気に木としての神々しさが増すのも見逃せない。あまりの幹の太さに腕はほとんど平行に伸ばしているような感じだった。地平線が丸く見えないのと同じ原理だ。すごい。

幹は根本に大きな空洞ができていながらも立派に枝を伸ばして葉をつけていた。ご神木ということで、しっかりお参りしてから謹んで抱きつかせていただきました。

木肌
フィット感

さらに、善養寺の最寄り駅である東急大井町線等々力駅付近にある東京都内第5位のクスにも抱きつくことができた。


玉川神社のクスノキ

形がとっくりに似ていることから見たまんま「とっくりクス」と呼ばれているそうだ。ちょっと木肌がゴリゴリ固かったのだが、ヘリの部分にうつぶせに寝るみたいに体重をそのまま預けて抱きつけるのはポイントが高い。

木肌
フィット感

ここまできて慣れてきたのか、木に抱きつくと寝そうになっていることに気が付いた。 それだけリラクゼーション効果が高いのか、それとも抱き疲れが出たのか。

何しろ本能の欲望は満たされるほどに満たされました。今日のところは帰って布団で寝ようと思います。




イチョウの木の近くに生えてた子供イチョウ。
抱きつきたくなるかわいさ

そういえば、以前にもデイリーポータルで木に関する特集を書いている(5/24特集「おとなの木登り」です)あのときは、高いところが好きだからという理由で登ったのだが、もしかしてただ木が好きなだけなのかもしれない。

前回は登り、今回は抱いた。次は何だろう。……。考えておきます。

尚、今回お寺や神社の境内の木にだきつきましたが、ご神木にはタブーのある木も多いそう。抱きつく際にはご注意ください。


 

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