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特集


ロマンの木曜日
 
速度を測る
ヤクルトおばさん:2.5km/h

すべての動く物体には速度がある。今回、高性能なスピードガンを手に入れたので、世の中の速度を徹底的に調べてみた。
回転寿司は時速何キロで回っているのか? 切符は自動改札をどれくらいのスピードで抜けているのか? 大手町、巣鴨、原宿、渋谷を歩く人たちの速度に違いはあるのか? あるとしたら一番スローな街はどこか? などなど。

(text by 住正徳



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ストーカー・プロセット。DXハードケース入り
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バッティングセンターでその実力を試す
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さあ、こい!
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118km/h。かなり正確だ。凄いぞストーカー・プロ

超ハイスペックなスピードガンを手に入れた

ハイスペックなスピードガンがある。
その名は「ストーカー・プロ」。メジャーリーグやウインブルドンといった世界的なスポーツイベントにも使われているハイエンド機種だ。
その性能は…

計測レンジ:0km/h〜480km/h
目標認知時間:0.01秒
計測可能距離:野球130m、ボート400m、自動車1800m以上
精度:+/-0.1キロ

と、まあ、スペックを並べてもあまりピンとこない。

「NASAの研究開発にも使用されています(説明書より)」

この響きはどうだろう。NASA!もうNASAってだけで相当ハイスペックな感じがしないだろうか。僕はする。

そこで気になるお値段ですが、充電器にチューニング用の音叉、持ち運び用のハードケースもついて、今なら350,000円(税別)!
さすがはNASA。お値段も張っている。
購入は無理でもレンタルがある。費用は1週間で4万5千円。それでも充分に高価な買物だ(買ってないけど)。がんばって測りまくって、元を取らないといけない。


発注の翌日にはストーカー・プロが手元に届いた。
立派なトランクケースに入っている。そりゃあそうだ、何と言ったって借りるだけで4万5千円ですから。

同封されていた操作説明書に目を通し、大体の使い方が分かったので、まずはバッティングセンターに行くことにした。そこで球速を測り、ストーカー・プロの精度を試す。
快速球120kmというブースに入り、ピッチングマシーンにストーカー・プロを向ける。なんとなく保健所の抜き打ち検査みたいだ。

次々と投げ込まれる球に敏感に反応するストーカー・プロ。ディスプレイには118km/h〜121km/hの範囲で球速が表示されていく。かなり正確な数字といえよう。

ストーカー・プロの性能に確信が持てたので、実際に街に出て色々なものの時速を測っていこうと思う。

その様子は次ページで。


 

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