そして繰り出されるトリビア
それにしても司会の小林昭彦アナウンサーのプロぶりはすごい。抽せん方法や宝くじにまつわる豆知識を軽妙にトークに織り込みつつテキパキと進行させていく。
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回転板では円の中心を下にして数字が書いてある。6と9は特に見間違えないように注意している |
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聞き間違えがないよう、数字は独特の読みをする例えば「002番」は「れいひゃくれいじゅうふた番」 |
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宝くじのキャラクターのクジラの名前は「クーちゃん」 |
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(7等が下桁「4」、4等が「123814」とかぶった)重複当選の場合、両方の当選金の合計金額がもらえる。 |
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これまでの高額当選者で多いのは60歳以上(ここで会場わく)。女性はM.Kさん、男性はT.Kさんというイニシャルの方が多い。 |
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1億円は1万円札で10kg。宝くじドリーム館でその重さを体験できる |
その他にも、ひとつ当選番号が決定するごとに、いくつもの小話が披露された。すげえ。
会場、意外にクール
2等の抽せんからはバックに生バンドの演奏が入り、その模様は全国に生中継される。当選金額も一気に億単位に。
「このジャンボ宝くじを通しまして、去年は年間661人もの億万長者が生み出されました。1日平均して1.8名。すごいですね。今回はその売り上げ枚数から76人の億万長者が誕生することとなります!」
1日平均1.8人。うおおお。トリッキーな計算術もこの会場にいては興奮剤だ。家で作ってきた番号控を握る手にも武者震いが。
しかし、会場の皆さんはどちらかといえばクールだ。目を血走らせて番号をチェックしているのは私ぐらいのもんだった。雰囲気だけ楽しんで後でじっくり家で調べるのだろうか。
確かにそうした方が賢明かもしれない。と、いうのも1等の抽せんでちょっとしたアクシデントがあった。
百の桁に矢が刺さらなかったのだ。「06組 198x55 」まで決定して、百の桁のみ再度矢を射ることになった。
「06組 198x55 」で、x=0〜9 をお持ちの方の気持を考えるとエラいことだ。夢の2億円へ、残る可能性は9分の1。前後賞に入れば5千万円がもらえるが、それ以外であれば1円ももらえない。2億ゲットか300円損(宝くじ1枚の値段)か。
もし会場でこんな番号持っていたとしたら、私だったら攪乱して気を失うか、どこか遠くへ走っていってしまうだろう。
結局当選番号は「06組 198955 」に決定。全国の06組 198x55 x=0〜9の方、お疲れさまでした。
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