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はっけんの水曜日
 
そうだ、ヤキソバの町へ行こう

店を出て、駅の方向に歩く。

「まだ食べられます?」
「あとちょっとなら」

戻り道の途中にある、店に行ってみることにする。

通りかかったお菓子屋さんで、こんな手書きポスターを見つけた。




「スバルサブレー?」
「このそばに、スバルの工場があるからじゃないですかね?」

店内に入ると、サブレーの箱がうず高く積んであった。人気商品なのかもしれない。

バラ売りのサブレーを2枚買ってみる。

最後の店、「ともちゃん」は、もんじゃ屋さんも兼ねていた。




店内では、親子連れがもんじゃを食べていた。暑かったので、テイクアウトにして、外で食べることにした。

小もり300円をオーダー。
しばらくして手渡された包みは、ずしっ、と手に重かった。量が多い。




どこかの家の蔵の横の、腰かけられる、日陰に座って食べる。

「……あ、シコシコして、美味しいですね」
「ここのは、駅前の店と、同じタイプですね」
「でも、お好み焼き屋さんだからなのか、天カス入ってますよ」
「しかしレベル高いですねえ」
「うん、高い…どこも、平均値が高いですねえ」
「でも特徴が分からない」

スバルサブレーも食べてみることにした。




「形がクルマですね」
「味は……ハトサブレーと同じですね」

道ばたで、物食う私たち。
雲が高い場所にある。目の前には、なぜか銭湯の煙突があった。

「なんだか、本当に夏休みのような気がしてきましたよ」
「8月20日くらいの雰囲気、ですかねえ」





そんなわけで、太田市のヤキソバは、すごかった。

で、特徴は……分からなかった。群馬産の、麺自体のうまさ、ということなのではないのだろうか。
詳しい方、ぜひ教えてください。

これは富士宮と横手にも行かねば、と思っている。

ところで、帰りの電車内で、男子中学生が大量に乗ってきて、「チートス」とか「キャベツさん太郎」とか「マックのフライドポテト」とか、わしわしわしわし食べていて、「若い男子って……こんな感じだっけ?」と衝撃だったのだけれども……。

ヤキソバやスナック菓子食って、貴重な宝石のような時間を、過ごしているんですね。
育てよ、中学生たち。
私も「あのころ」の気持ちを、思い出しましたよ。

 


 

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