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特集


ちしきの金曜日
 
ダジャレ現実化プロジェクト

行動で示すダジャレ

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『モツを持つ』
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『トイレに行っといれ』
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『鶏肉はとりにくい』

 

行動できてない、ということで成立するダジャレもある。『鶏肉はとりにくい』がそうだ。

左の写真はダジャレを忠実に再現した例だが、どうにもいかがなものかということになってしまった。焼鳥は串を持って食べればいいのだし、仮に箸で食べるにしてもあまりにもあんまりな持ち方になってしまった。


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『梅はうめえ』
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『どうすれバインダー!』

ダジャレマインドワールド

行動に後づけでダジャレを織り込もうとするからそうした無理な事態が生じてくる。自然と心に浮かんでくる気持ちに添えるダジャレというのものあるだろう。

例としては『梅はうめえ』がそうだろうか。梅の好きな人なら誰もが自然に思うこと。それがダジャレになってる。そこに無理はない。

 

心の状況と重なるものとしては『どうすれバインダー』も挙げられる。仕事関係の重要な書類を綴じたバインダー。よく確認すると、来週までだと思っていた仕事の納期が今日じゃないか。

そこで一言、『どうすれバインダー!』。

切羽詰った状況に半笑いといううるおいを与えるダジャレ。問題は状況を解決することには全く役立たないことだ。ダジャレは常に無力だ。
『どうすれバインダー!』


ダジャレ・フレッシュ&スウィート

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『そんなバナナ!』
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『メロンにめろんめろん』

 

『アルミ缶の上にあるミカン』『レモンの入れもん』もそうだったが、なぜだかダジャレとフルーツはよくなじむ。フルーツ系というひとつのカテゴリーを設けてもよいのではないだろうか。

冒頭で掲載した『そんなバナナ!』もそのひとつ。がっくり感とダジャレの融合。

フルーツという素材の魅力を生かしたダジャレということになると、『メロンにめろんめろん』が挙げられるだろう。高級フルーツであるメロンを題材にしてあることもぴったりマッチする。

実際にやってみたが、再現性としては今ひとつという感が否めない。

めろんめろんな感じがうまく出せていない。メロンは好きなのだが、近所の店で撮影したこともあって照れがあったのだと思う。メロンへの気持ちがまっすぐに表現できていない。

 

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店側もダジャレ対応
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『ブドウ、ひとつぶどう?』

 

フルーツダジャレ実践活用

店側も効果的にダジャレを利用している。写真の看板がそうだ。『いよかんでいい予感』。

詳しく読んでみると、受験生に対してビタミン補給を訴える意図があるらしい。不足しがちの栄養を摂って、さらにはイヨカンでいい予感。実にうまい話だ。

さりげない日常生活にもフルーツダジャレはある。『ブドウ、ひとつぶどう?』がそうだ。ブドウを人に勧めるシーンでこの一言。それがダジャレとわからない人もいそうな自然さ。時に場をしらけさせるリスクを伴うダジャレだが、これならそうした心配はない。わかってもらえなくても、普通の会話として流れていく。

失敗の寂しさはあくまで心の中だけに。リスク回避も想定した優秀なダジャレである。


 

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