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特集


ロマンの木曜日
 
日本で一番小さい村

村で唯一の喫茶店と商店


村のメインストリート

浜田省吾の歌に出てくるメインストリートは数百メートルあって寂れた映画館とバーが5、6軒だが、この村のメインストリートには村の施設が集中している。旅館、喫茶店、ヘア−サロン、村役場、診療所、駐在所、商店。

しかし、ここにも人の姿が見つからない。

日曜日に来たのがいけなかったのか?


村で唯一の喫茶店「栃の木」。ここで大自然のパノラマを満喫しながらコーヒーを飲む。

はずだったが、喫茶店は休業中だった。
あとから聞いた話では、新しい経営者が決まり3月以降営業を再開するとの事。

ここで昼食を食べようと思っていたがアテがはずれる。


ヘアーサロンとみやま。「栃の木」の目の前にある理髪店。看板がグルグル回っていたので営業しているようだが、店内には誰もいない。ドアを押してみたが鍵がかかっていた。
昼食休みなのか?
こ洒落れた和食処発見!と喜んで近づいて行ったら公衆便所だった。随分立派なトイレだけど、今の僕にはトイレよりも食事が必要だ。

村唯一のお店「千歳屋商店」さん。日用雑貨から食料、酒類までそろっている。
店主さんが奥の部屋から出て来て、この日初めて村の人と出会う。
何か特産品はあるか聞いてみるが、喫茶店で売っていたけどなあ…つぶれちゃったからなあ…、と言われる。
レジの横に「うさぎの肉あります」とあったので、「これは特産品ですか?」と聞くと
「いや、これは、特に……」
と歯切れが悪い。

冷凍のうさぎ肉(上)は500gで1050円。早めに食べて下さい、と言われた。
他に蒸しパンを買ったが、賞味期限が1日過ぎていた。うちの母親は賞味期限なんて1週間くらい平気よ、といつも言っている。なので、1日くらい何て事ないのだ。


千歳屋を出ると、2台目の車とすれ違った。
と思ったら、さっきの車だった。



これまでに見かけた人の数=2人


 

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