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特集


ロマンの木曜日
 
林家の食卓

木を見て森を見ない
さようなら

さようならお父さんお母さん

延岡駅までお父さんの運転で送ってもらった。
道中、お父さんの話が盛り上がる。

お父さん「木を見て森を見ない、って事じゃ駄目なんだよ」

別の言い方をすれば、1例を100例にしたらいけない。茶碗の数とトイレの数が多い人に学ぶことが大切なんだ。(食事と排せつの数が多い人、つまり年を重ねた人から学ぶ事は多い)

そしてお父さんは僕の会社を心配してくれた。
平日にここにいていいのか?という疑問からだ。

お父さん「とにかく社員の人たちを押さえ付けようとしたら駄目だよ。働いてもらってありがとう、という気持ち。そして社員の人たちは働かせてもらってありがとう。お互いそういう気持ちで働ければ、ハッピーじゃない」


改札口でお父さん、お母さんとお別れだ。
お父さん「とにかく、若さとバカさで頑張りなさい!」

林「昨日からあればっかり言ってますね。馬刺しと鹿刺しが揃った時も得意げに『若さと馬鹿さ』って」




帰りがけ、お父さんが僕の顔写真を撮影してくれた。正面と横向きの2カット。

「住さんの顔で能面を作るかもよ」
茶目っ気たっぷりに、そう言ってくれた。

「写真通りにはならないから、出来上がったのを見ても怒ったら駄目だよ」
木を彫りながら、自然発生的にイメージが沸き上がってくるので、最終的にどういう仕上がりになるか、お父さんにも予想がつかないそうだ。

どんな能面が出来上がるのか?
楽しみに待っています。

お土産にいただいた彫刻作品

 

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