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特集


はっけんの水曜日
 
入りにくかった店に入ってみる(大久保編)

見た目がゴージャス。
迫力のメニュー。
味は……ご想像におまかせします。
ド、ドラミちゃん。

●豪華そうで入りにくかった韓国系カフェに入ってみる

最後に、早稲田通りから職安通りに出て、前からは行ってみたかった喫茶レストランに入ってみることにした。

ドンキホーテの横にあるこの店は、なんというか、ぱっと見豪華だ。きらびやかなシャンデリアがまぶしい。まるで歌舞伎町、風林会館1階の喫茶店みたいだ。

店頭に置いてあるメニューを見ると……これでもか! というくらいに、大量の種類の料理が載っている。ファミレスもびっくりだ。

中に入るのを躊躇していると、女性店員に「どうぞー、イラッシャイマセー」と声をかけられた。吸い込まれるように入っていくわたくし。

店内に入ってみて……調度品を近くで見て、驚いた。
椅子にはガラスのレリーフが付いていて、それはゴルフをしている人の絵だった。
ハシ入れは、蕎麦屋などによくある、安いプラスチック製のニセうるし風。壁面には梅の絵があった。
木製のサイドボードの上には、写真立てがあって、その中にはアイスクリームの写真が入れてあった。
そして……レジ横にはドラミちゃんの石像があった。

私は「OBビール」(韓国のビール)と「トッポギグラタン」(韓国の長細いおもちの入ったグラタン)と「トリフライ」(?)を頼んだ。

すぐに店員が戻ってきて、「OBビールとトリフライが、今、無いです…」と恥ずかしそうに言った。店員さんが可愛かったので、まあいいや、と思って生ビールにしてもらって、フライはキャンセルした。

変に落ち着く店だった。長居しても何も言われなそうだ。トイレに行く時、ふと見ると奥のほうの席で、何やら原稿を書いている年配の男性がいた。
そう、こもるのにいい店だ。

またこっそり来よう、と思った。




大久保の店たちは、思ったより全然コワくなかった。

違う文化のある場所に行く時、人の家に行く時のような緊張をしてしまう。でも緊張は過剰にするものじゃない。普通にしていればいいのだ、たぶん。

今回は行けなかったれど、行きたい店はまだまだある。これからも大久保に通ってみようっと。

ラブホテルの1階が中華屋さん、2階のフロント横が韓国料理屋さん。ここも入ってみたいなあ。


 

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