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特集


はっけんの水曜日
 
入りにくかった店に入ってみる(大久保編)

通りかかって、気になっていて、でもなんとなくひとりでは入りにくい……そういう店って誰にでもあると思う。

エスニックな町、新宿区大久保界隈は、いろんな国のお店がある。ハングル文字やら中国語の看板が、あちこちに掲げてある。
私はこの町がすきで、よく歩く。でもひとりだと、やっぱり少し入りにくい店が多い。
そこで今回は、入ってみたかった店に、片っ端から入ってみることにしました。

(text by 大塚幸代


ひまわりの種がたくさん売られていた。中国の人はひまわりの種をよく食べるのかな。

中国食材屋さん、たくさんあります。
「上海ガニ! しばられてます。
豆腐を加工した食品たち。
見たことない缶詰も多種。
栄養鍋のセット発見。肉そのものも売ってました。

●中国系の食材屋さんにはいってみる

「職安通り」のほうは韓国系の食堂や食材屋さんがあるので有名だけど、大久保駅近く、大久保通りぞいのほうに去年あたりから、中国系の食品屋さんがたくさん出来ているのが、気になっていた。

店先には見なれないパッケージのお菓子や缶詰め、縛られた上海ガニ、丸ごとのアヒルなんかが積んである。

何店かあるうちの1つに入ってみた。

あるある、いろんなものがある。調味料、冷凍の餃子や花巻、乾燥春雨、見たことのない木の実、とっても匂うという発酵豆腐「腐乳」の瓶詰め、豆腐を乾燥させてソーメンみたいにしたもの(ビーフンみたいにして料理に使うらしい)など、他では見たことのないものが売っている。

豆乳などドリンク、中国酒もとても安かった。マオタイ酒が1980円。

奥のほうには水槽があって、活魚も売っていた。長〜い、見たことない魚が泳いでいた。スッポンやタニシもいた。

「狗肉」も売っていた。犬のお肉だ。中国と韓国のでは、犬を食べる文化があって、最近大久保にも犬の鍋「栄養鍋(ポシンタン)」の看板をかかげる店が増えた……っていうのは知っていたけど……食材店で見つけたのは初めてだ。

中華ポップスのCDも500円くらいからあった。

店内は、中国語しか聞こえなかった。中国語といっても、北京語なのか広東語なのか、さっぱりわからなかったけれど…。日本に住んでいる中国の人が、買い物に来てるんだろうか。

私は冷凍のゴマだんご(おもちの中にゴマあんが入ってるデザート)と、ひまわりの種を買った。
レジの人は、私が日本人だと分かったらしく、普通に「イラッシャイマセー」と言った。
当たり前だけれど、会計も明朗でした。

これは韓国料理屋さんの看板。「栄養鍋」の文字が見える。
こちらも「栄養鍋」をサムゲタンと並べて看板にしてます。

 

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