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特集


ちしきの金曜日
 
どうかと思うバス停めぐり


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おあしすに向かって走るバスの雄姿
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旅路の果てに着いたおあしす
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しつこいよ

目指せ埼玉のおあしす

埼玉の町で見かけた意外なオアシス。そんなバス停に向かって気が急く私を、おあしす行きのバスが追い越していく。

おお、ちょっと待ってくれ、私も乗せてくれ!そんな思いもむなしく、走り去っていくおあしす行きのバス。バス停ではないところでバスは止まってくれないのだ。基本を忘れてはいけない。

やっぱりネオポリスでおとなしくバスを待っていればよかったか。

折りたたみ自転車をこぎながらネガティブな気持ちにもなるが、よりおあしすへの思いが高ぶってきたのも事実。埼玉であるゆえ、「都会のオアシス」と呼ぶのはどうかと思うが、埼玉という砂漠におあしすは確実にある。

ペダルを踏むこと数分、ついにおあしすに到着。実際に訪れたことのある人は少ないであろう、そのオアシスが眼前に広がる。

そう書いてはみたものの、特にこれといった感慨はない。

泉や豊かな緑があるわけではないおあしす。特徴的なのはバス停表示がいくつもあることだ。おあしす、おあしす、そしておあしす。

バス停表示はひとつあればわかる。自信のなさがバス停を饒舌にさせるのか。

ひらがなで親しみやすさを演出しようというバス停としては、朝霞市内循環バスの「わくわくどーむ」も挙げられる。わくわくさせたい気持ちはわかるが、どちらかというと力が抜けていく感じがするのは否めない。

「エローラ」と同じく、この「わくわくどーむ」も終点になっている。寝過ごして来てしまったときのがっかり感ではエローラに負けていない。

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わくわく感を強いられるバス停
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うっかりした気持ちでわくわくしたくはない

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つぼ八もあるSKIPシティ

軽やかな動きを強要

ひらがなを用いているわけではないが、同様のコンセプトで親しみやすさを表現しているのが、国際興業バスの「SKIPシティ」だ。あのステップのリズム感がよみがえるバス停だ。

軽やかなスキップで人々が行きかう街、それがSKIPシティ。

こうして書いてみると、それが親しみやすさなのかどうかはよくわからない気がしてくる。そんな街はほんとのところどうなのか。

アクティブと言うにも、スキップというのは微妙。

そんなSKIPシティだが、案内表示をよく見ると、コンビニや居酒屋があるのを発見。スキップの軽やかさとはあまりつながってこないが、とりあえず普通っぽく付き合っていけそうな街ではありそうだ。


 

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