では弾いてみましょう
まず濱田先生に弾いていただく。生まれて初めて「テルミンを弾く人」を見ることになる。
「おへそをテルミンから20cmくらい離して、足を軽く開いて立ちます。胸の三角筋に手を寄せ、指を軽くお金のかたちにします」。出た!三角筋。と、それっぽい言葉にひとりで勝手に興奮。
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胸から垂直アンテナまでがテルミンの核心部分 |
胸から垂直アンテナまでは4オクターブ半。ただばくぜんとその距離を測るのでなく、胸との間に糸が張ってあると想像し、下の2点の動作で1オクターブずつ区切っていくとわかりやすい。つまり、ふだん物の大きさを計るときに指を尺取虫のように這わせる、そんな感覚だ。
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