のりもの倶楽部
次は鉄道、飛行機、バス関連グッズのお店。のりもの倶楽部だ。
愛好家のための商品を扱っているのに、「のりもの」という牧歌的なカテゴリでくくられている。はじめてここに来たときにぐっときたのが路線バスのミニチュアだった。
模型って、F1とか戦車とか非日常の乗り物をテーマにすることが多いのに、あえてバス。身近なもののミニチュアを作るドラえもんの道具を思い出す。あれで作ったみたいだ。
商品選択のテーマは逃避
気づけば閉店時間まで物色していた。
住さんは飛行機のモデルと空港行きのリムジンバスをチョイス。
「これでいつでも海外に逃げられるって気持ちになります」
しかし住さんが選んだのは二機とも貨物機だ。デザイナーとしてのセンスなのか、荷物扱いで海外に逃げるのか。
「林さんは過去への逃避ですね」
指摘されて気づいた。実家の近所を走っていたバス、子供のころ図鑑で見た東亜国内航空(その後JASになって去年JALと統合)の飛行機。僕は逃げる方向が過去になっている。
おまけ
今回、青山にある(しかも一等地)地図専門店も紹介しようと思っていたのだが、行ったらなくなっていた。「昨日で店じまいです」とのこと。
だったら前に来たときに、世界中の地図や立体地図、海図を買っておけばよかった!
そんな思いが別の店での衝動買いの原因になっているのかも。帰りにでかい紙袋をぶら下げながらそう考えました。