次は、うどんに練り込むことにした。以前ソバ打ちをした道具を使って、ちゃっちゃと作業していく。
色をつけた小麦粉は、粘土みたいだった。
つけ合わせにテンプラも作ることにした。コロモに色素を入れる。
野菜も魚もキノコも、みんな青くカラっと揚がった。
ウドンは比較的、抵抗なく食べられた。ツユに入れたら、青というより緑っぽく見えるようになったせいだろうか。
テンプラは……ダメだった。味は、いい。味は普通のテンプラだ。でも、どうしてもどうしても、「これはテンプラだ」と頭が認識してくれない。
比較のため揚げておいた、普通のテンプラを食べてみる。普通においしい。
次に青いテンプラを食べてみる。味は同じ。でもダメ。ふたくち目にすすめなかった。
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